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物忘れって病気?改善・防止はできない?たけしの家庭の医学

最近物忘れがひどくなってきたなーなんて思ったことないですか?

場合によっては2日前、いや昨日のことも、食べたものすら思い出せないことがあったりして…

物忘れって病気じゃないと心配になってしまうことも。

まあ、認知症を心配するほどではないにしても、若い頃に比べると、圧倒的に忘れやすい!

なんて感じたことはないですか?

【炭水化物の不足】が物忘れを加速させる?


テレビ朝日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」3月24日放送分でも

名医が認めた5大栄養素SPの副題で、物忘れ改善や防止に効果ある栄養素を紹介していました。

結構あるあるっていう風景のような気がして、真剣に見てしまいました。

番組では認知症の名医と言われる、国立長寿医療研究センターの遠藤英俊先生が解説。

まず、物忘れの原因というのは何か?

加齢以外で考えられる物忘れの原因として

【炭水化物の不足】の可能性として番組で紹介されたれていました。

脳細胞というのは、ブドウ糖しかエネルギーとし使えません。

そのためには日々の炭水化物の摂取が大切となるわけです。

じゃあ、炭水化物を多く含む食品、例えば

白米、麺類、イモ類、豆類、にんにく、かぼちゃ、砂糖、はちみつ、みりん、栗、納豆などをたくさん摂ればいいのか、というと…


炭水化物の摂取にはコツがある?


脳を効率的に若返らせるためには、炭水化物を摂取する際にコツがあるらしい。

そのコツというのが、遠藤先生曰く

「脳がより効果的なエネルギー、炭水化物の摂り方というのがあります。」

それは

「意識的に多糖類を摂ることです」

ということでした。


脳をより若返らせる栄養素とは、炭水化物の一種である

【多糖類】なんですね。


「単糖類」「二糖類と「多糖類」炭水化物は3種類


炭水化物は3種類に分類される

①1つの糖から出来ている「単糖類」、果物やはちみつなどに含まれている炭水化物です。

②2つの糖から出来ている「二糖類」、砂糖や水あめなど、甘みが強い商品に多く含まれる炭水化物

単糖類や二糖類は分子が小さいため、腸からすぐに血管内に入り込み吸収されていきます。

そのため血液中の糖分の量も急激に上昇、脳にもすぐに栄養が運ばれます。

急激な上昇はさまざまな臓器に負担がかかるため、膵臓から出されたインスリンによってすぐに分解され、減少してしまいます。

これによって、脳に栄養を与える時間が短くなってしまう。

そこで先生が勧めるのは、

③多くの糖と食物繊維が連結してできた「多糖類」

多糖類は白米や麺類、意味類、豆類に多く含まれる。

多糖類は分子が大きいため、ゆっくりと吸収される。

そのため、血液中の糖分が適度な量に保たれます。


そう、


脳をより若返らせるなら、なるべく多糖類を摂るように心がけることで

少ない量でも長い時間脳に栄養を送り続けることが重要です。

とのことでした。


炭水化物ダイエットをやっている方には、「炭水化物は太りやすい?」というのが心配のたねですが

実は多糖類には食物繊維が多く含まれているため、余分な脂質などの吸収を抑えてくれる働きがあるそうなんですね。

そのため、基準値以内であれば、食べても太りにくいという夢のような栄養素でもあるんです。

基準値以内ということが大切ですけどね。

※炭水化物の摂取量は最低限と上限の摂取量が定められていて、番組では『炭水化物の目標摂取量』(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」)を基準にして解説していました。

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