畑の青魚 えごま油の効能が思ったよりもすごかったのでちょっとビックリ。
そしてえごま油の効能の恩恵を受けるために必要なえごま油が、ほんのわずか、スプーン1杯程度だったのでなおビックリ。
今日3月24日火曜日に放送された、テレ朝 たけしのみんなの家庭の医学、「名医が認めた5大栄養素SP」勉強になりましたね。
畑の青魚 えごま油の効能とは?
まず畑の青魚 えごま油の効能とは、
血管壁にたまったコレステロールを排出したり
傷ついた血管の機能を回復し、
硬くなってしまった血管を柔らかくしなやかな状態に戻す
と言われています。
これらの効能は実は、えごまの脂質に多く含まれる成分、α-リノレン酸(アルファーリノレン酸)がポイントでした。
このα-リノレン酸(アルファーリノレン酸)が人の体内に入り、一部が『EPA(エイコサペンタエン酸)』に変わります。
『EPA(エイコサペンタエン酸)』は青魚に多く含まれる栄養素として有名ですが、
えごま油の成分であるα-リノレン酸(アルファーリノレン酸)→→体内に摂取→→EPAに変化
結果、青魚に含まれるEPAを摂取したと同様の効能を得ることが出来るということになります。
このEPAが
血管壁にたまったコレステロールを排出したり
傷ついた血管の機能を回復し、
硬くなってしまった血管を柔らかくしなやかな状態に戻す
という作用をすると言われています。
そして、えごまから摂れるえごま油が、血管を若返らせる効果に秀でていて
また青魚の脂よりも効率的に摂取することができます。
日常的に畑の青魚えごま油を摂っている人々を検査してみると
番組では、えごまの産地日本一と言われる宮城県加美郡色麻町(しかまちょう)で
日常的に畑の青魚えごま油を摂っている地元の老人の方々のの血管年齢を測定。
2日間でトータル49名の方々に、血圧脈波検査(心臓から送られた血液が四肢に到達するスピードを測定)を行った結果
ほぼ49人中47人が実年齢よりも血管年齢が若いという結果になりました。
また、厚生労働省研究班が11年間にわたって、約4万人を対象に行なった研究によると、
EPAやDHAをたくさん摂っている人と、取っていない人を比較すると
EPAやDHAをたくさん摂っている人は、動脈硬化によっておこる心筋梗塞が65%も減ったという結果が公表されています。
EPAを摂取することがいかに血管にいいかということがわかるデータですね。
データでは
現在の魚油EPA等の1日の摂取量は、
日本人の平均が約0.39gというデータですが、
徳島大学病院 循環器内科教授の佐田政隆先生の推奨量は
1g以上ということです。
えごま油の効能を得られる摂取量って?
2015年厚生労働省が定めたα-リノレン酸(アルファーリノレン酸)等の食事摂取基準は、1日およそ2gとなっています。
【厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」】
ちなみに、α-リノレン酸(アルファーリノレン酸)2gは
魚で摂るとすると、
イワシの刺身なら8切れ、
トロの刺し身4切れ、
アジの開き焼きなら2尾、
焼きサンマなら1尾、
となるそうです。
これと比べエゴマなら
えごまで大さじ1杯強(約7g)、
えごま油なら小さじ1杯程度(4g)
とごくわずかの摂取で済むために効率的に摂取可能ですね。
ただし、摂り過ぎはカロリーオーバーになる危険性もあるので要注意です、お忘れなく。
(えごま油小さじ1杯で約36kcalだそうです。)
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